2017/10/05-10/08 私は今どこにいるでしょう~か!
はい、皆さまご無沙汰しております。
実は今私はヨークにはいません。
ある活動のためヨークとはかなり離れた都市に来ております。
はい、この週までにも留学中色々あったのですが(いいことも悪いことも)
なかなか忙しくて書く機会がありませんでしたww
とりあえず今回はなぜヨークではない場所にいるのか、そして何をしようとしているのか、等について書いていきたいと思いますうううう。
ま、前回の真面目パートで私が何をしたいのかについては理解してくれた人が多いと思います。
(☞詳しくは前回のMEは何しにイギリスへ へ)
今回ヨークを離れて、語学学校を休んで何をしているかというと
学校見学を行っています!!!!
イギリスの現地の学校の理科・科学の授業を見学させてもらうためにやって参りました。
学校を離れてイギリスの南の方面のShaftsburryというところにやって来ました。
一人で名前も知らない土地に知らない人を訪ねて電車で行くというのは初めてのことだったのでとても緊張していました。
電車の乗り換えも3回あって、この旅がなければ電車には必ずフリーWi-Fiがあると思っていた私。
実際のところどの電車にもWi-Fiはなく、思っていたよりも困難な状態でした。
前もってSIMカードを入れていたので電車の中でも駅に着いた時も連絡ができたので良かったのですが・・・
もしまあいっかと思ってSIM入れていなかったらとても困っていただろうなと思います。
たまには準備しておくことも大切だなと学びましたww
当日は今後お世話になる方(イギリスの学校で理科助手をされている日本人の方)に迎えに来ていただき、おいしいパブに連れて行ってもらいました。
ここで食べたごはんがイギリスで外食した中で最高峰であったといっても過言ではないww
イギリスでリーズナブルで、量が多くて美味しいのはなかなかない。
これ☝本当に一番今までで美味しかったww
その次の日(10/06 Fri )にある現地の小学校に見学に行きました。
本来ならば理科の授業を中心に見て回る予定だったのですが、手違いで理科の授業がないらしくww(さすが海外ww)
なのでその方が行っている日本語の授業を見学させていただきました。
(後日理科の授業を見させていただきました!)_
イギリスはそもそも第二言語が小学校から必修になります。
ただアジアの言語を第二言語にしている学校は少ない中で、
まさかのこの学校は日本語が必修の学校!!!!!!
日本語を教えているのは前もって知っていたのですが、まさかの必修www
その理由が校長先生が奥さんから「東アジアの言語を小さい頃から学ぶと子供の教育に良い」という記事を読み、伝えたからだそうです。
日本とは違って学校ごとにかなり方針を変えることができるというのも大きな特徴です。
なので私が学校に入ると日本語で挨拶してくれる子がたくさんいて、私はとても感動しました。
たくさんの天使たちに
「こんにちはー」 「はじめましてー」 とか言われて
嬉しくないわけないじゃないですか。
また私のことも紹介していただいて名前を言っていたのですが、
私の本名が日本人以外には発音しにくいので、いつも
「Call me Chi or Chichann」
って自己紹介するのですが、それが大変覚えやすかったらしく
(Chi-channとTeacherはこっちの人からしたら似ているらしい)
天使たちが「Chi-chann」と呼んでくれるわけなんですね。
激しく幸せでした。(*'ω'*)
そろそろ真面目な話に戻しましょう。
まず学校の施設が日本と大きく違います。
①クラスに子供一人一人の机と椅子がない
日本では一人一人に椅子と机がありますが、それがこちらにはありません。
日本の方はだからこそ「やりにくい」と感じることもあるそうですww
が、私が見ている限りは活動が活発に行われているような気がしていいなあと思いました。
②クラスにソファや水道や過ごしやすい空間がある
これは日本とは大きく違う点かなと思います。
クラスに水道があって結構授業中なんだけど、水飲みたいと思った人は勝手に飲んだりしているし、
よほどのことがない限り「禁止」されることはないみたいです。
本があったりするのは日本も一緒なんですが、ソファが置いてあったりと過ごしやすい空間が作られているなと思いました。
③基本的にはホワイトボードとスクリーンしかない
当たり前ですが、日本みたいに黒板なんてものは使っていませんww
日本の方に「まだ日本は黒板なの?」っと笑われましたww
④昼食は食堂でみんなで食べる
昼食は給食制ではないそうで、ランチボックスを持ってくる子もいれば学校の食堂で食べる子も様々いるそうです。
ただ、必ず上級生が下級生の机の傍に一人いて、上級生が下級生のことを見る仕組みになっているそうです。
だからこそみんな本当に仲が良い。
日本の上下関係はないのに、面倒はみるっというシステムでとてもいいなと思いました。
⑤運動場には遊具やサッカーのゴールや施設が充実
施設が充実しているのにも驚いたのですが、特に驚いたのは
まず下級生上級生関係なく遊んでいるということです。
サッカーなどをする時も大きい子も小さい子も交じってプレイをしていて見ていて微笑ましかったです。
あとはそういえば日本みたいにクラスに休み時間も外に出ない子はいなかったな・・・
なんでなんだろう・・・
あと大きく違う点は必ず休み時間の時に見守っている先生達がいたことです。
何か問題やケガをしないように見ている先生がいました。
あとこの学校は休み時間が終わると笛が鳴り、子供たちは一旦整列します。
そして整列したところからクラスに入っているようなシステムを導入していました。
授業については
①PPを使うのが普通
授業は子供の年齢に関係なく、PPを用いた授業を行います。
動画を見せたりすることが当たり前の授業です。
もちろんホワイトボードも使いますが・・・
②子供と先生の質問で授業が成り立つ
授業の始まりから終わりまで質問で授業が進む。
教え込みの授業なんてものは一つもない。
そして子どもたちも間違っていなくても分かっていなくても答えるスタンス。
先生が話していても気になったらすぐに聞く。そしてそれをすぐに先生が答える。
③TAの先生が必ずどの時間にもいる
これが授業形態で一番驚いたことです。
日本では一つの授業に先生が一人なのが当たり前ですが、こちらでは
一人以上必ずTAがいるのが当たり前。
TAの人が授業が始まる前に必ず子どもたちを静めてくれるため
授業の始まりが割りとスムーズに感じました。
また騒いだり、他の人の迷惑になる行為をしていたら、
すぐにそのTAの人が注意をしたり、呼び出して騒いでいる生徒と生徒を離したり、
TAの先生の近くに来させたりしていました。
年齢が小さくなればなるほどTAの先生の数も多くなったり、
近くの教育関係の大学の学生がボランティアか研修かで入っていたり、
人員はかなり確保されていました。
支援を必要としている子どもたちが増えている中で、教員以外に生徒のことを
見てくれる人がいるというのはとても重要な存在だなと感じました。
また今回見学したクラスの中には車椅子に乗っている障害児の生徒にも何人か遭遇しました。
日本の学校ではなかなか支援する人が少なくて、できていないようなことをこの学校ではされていました。
先生が一人付きっ切りで支援をしたり。
後基本的にバリアフリーの学校になっているので、車椅子に乗っていても困難に感じる点が少ないです。
イギリスの街中を見ていても障害者に優しいつくりになっているなと思う点が何点かあります。
(これはまた次回に詳しく書きます。)
④抜き出し授業がある
これも日本ではあり得ない話ですよねww
普通に授業があるのに途中で抜き出し授業で抜けていく生徒がいるのです。
詳しく何をしているかについてはその時々によって違うそうです。
私としては本当の授業を抜けて抜き出し授業に行ったら、本来の授業についていけなくなるんじゃないの?
と思ったのですが、質問してみると意外に一回くらい抜けても友達が教えてくれるから大丈夫なんだそうですww
さあ、次は初めて異国の地で見た日本語の授業について
日本語の授業で一番印象に残っているのはこの2点です。
①数の覚え方が独特
②歌の覚えが異常
こちらでは日本語の数字の数え方を英語の似ている単語で覚えるようにしているのですが、
それがとても特徴的で分かりやすかったです。
例えば・・・
2 knee 膝 に
3 sun 太陽 さん
4 yawn あくび よん
5 go 行く! ご
6 rock 閉める ろく
7 banana ばなな なな
これはめちゃくちゃ分かりやすい!!
子どもたちや大人たちもジェスチャーをしながら数字の読み方を思い出すんですww
なんてかわいいんだ!!!!!
そしてやっぱりこれはどこの国も同じ。
歌にすると子供たちの記憶は本当に凄まじいです。
「あいうえおの歌」というものがあるのですが、みんなすぐに口ずさみますww
他にも半濁音や濁音の言葉の歌もあり、ここまでみんな言えるのか!ととても感心しました。
たった一日の見学でしたが、とても充実した一日を過ごしておりました。
この後の一週間私は、この小学校と他の学校の高校に行かせていただきます。
そこで私は何を感じ、何を学んだのか。
それはまた次回のブログに書きますので!
待っておれ!皆の衆!!!